ネットワークが遅い原因は「回線」だけではありません
先日、倉庫を保有する運送業のお客様から
「ネットワークが遅いことがある」
「時々通信できなくなることがある」
というご相談をいただきました。
ネットワークの不調というと、回線や機器の故障をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし、実際に状況を確認すると、別の課題が見えてきました。
目次
長年の運用で複雑化したネットワーク
お話を伺う中で分かったのは、
- 社内LAN
- IP電話
- 倉庫内の設備や制御用PC
- 物流管理や出荷業務に利用する端末
などが同じネットワーク上で運用されている可能性があることでした。
また、
- 配線図がない
- ネットワーク構成図がない
- 過去の増設履歴が分からない
- 専任の管理者が不在
という状況で、長年にわたり設備増設やレイアウト変更を繰り返した結果、
ネットワーク全体の構成が把握しづらくなっていました。
現地確認を進める中で、ネットワーク機器だけでなく配線環境にも課題が見つかりました。
一部では古いLANケーブルが利用されており、
配線時期や接続先が分からないケーブルも存在していました。
また、異なる規格のLANケーブルが混在している可能性もあり、
通信速度や安定性に影響していることが考えられました。
「動いているから大丈夫」が危険なことも
ネットワークは普段問題なく利用できていると、なかなか見直す機会がありません。
しかし、構成が複雑になるほど、
- 障害時の原因特定に時間がかかる
- 一部のトラブルが全体へ影響する
- 設備追加時に想定外の不具合が発生する
といったリスクが高まります。
特に工場設備と社内ネットワークが密接に接続されている環境では、
障害の影響範囲が広がりやすくなります。
ネットワークの「見える化」が重要
今回のお客様には、
- ネットワーク構成の調査
- 配線の整理
- 社内LANとIP電話の分離
- ネットワーク機器の刷新
- 構成図の整備
をご支援させていただきました。
ルータ機器の刷新については、弊社ではCisco Merakiを推奨しております。
Merakiは、クラウド上からネットワーク機器の状態を一元管理できるソリューションです。
ネットワーク障害が発生した際も、どの拠点で、
どの機器に問題が発生しているのかを遠隔から確認することができるため、
原因特定や復旧までの時間短縮につながります。
また、通信状況の可視化やアラート通知機能も備えており、
「ネットワークが遅い」「つながりにくい」といった問題の予兆を把握しやすいことも特徴です。
ルータ機器を新しくするだけでなく、継続的に監視・管理できる環境を整えることが、
今後の安定したIT運用には重要だと考えています。
アビリティでは、ネットワークの現状調査から改善提案、
運用管理までトータルでご支援しています。
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アビリティ株式会社は、
企業のITインフラ構築から運用サポートまで、
幅広いITサービスを提供しています。
社内に情報システム担当者がいない企業様に向けて、
IT運用のアウトソーシングサービス
「ITトータルケアサービス」を提供しております。
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