ITコラム
第4回 社内のヘルプデスク・・・情報収集が大事なんです!

第4回社内ヘルプデスク・・・
情報収集が大事なんです!

実はとても大変な”IT便利屋さん”

総務の方や技術職の方、はたまた個人的にパソコンに詳しい方が兼任でIT関係の”便利屋さん”として対応されていることも少なくありません。
前回までのコラムでお伝えしたように、IT関連のもろもろは「使えるからいいや」といった考えはとても危険なのです。

世間は待ってくれません

業務でお使いのパソコンなど、よっぽど特殊な使い方をされていなければメールが使えてインターネットで情報を調べることは普通だと思います。
便利にもいろいろなことができるようになっていますが、その分ウイルス感染などのリスクもついてまわります。
一昔前までは、ウイルス対策といえばセキュリティソフトやファイアウォールなど専用のツールや機器を導入して対策することが当たり前でしたが、ここ数年たびたびニュースになる「ランサムウェア」はそれらだけでは防げないことも多いです。

こういった使う方が運用で対策する必要のある情報については、ニュースでも取り上げられます。大掛かりな感染や被害があった場合は特にそうです。
IT関連に関わらずですが常にアンテナを広げていくことが大事なんです。

自動化された仕組みも定期的なチェックが重要です

サーバーやファイアウォールを導入されている場合、例えばデータのバックアップであったりファイアウォールのセキュリティルール(ブラックリスト/ホワイトリスト)を設定したからといって油断できません。
例えばバックアップ。自動でスケジュール通りにうごく設定ができるのですが、いつのまにやら動作不良をおこし、気づいたら1年前からバックアップが止まっていた、なんてことも・・・。システム担当者は冷たい汗を流す瞬間です・・・。
ファイアウォールのセキュリティルールも油断できません。新しく取引の始まったお客様のホームページにアクセスできなかったり、突然アクセスできなくなるケースも起こりえます。業務の状況なども加味して定期的に設定や動作をチェックするように心がけましょう。

後任にあとを引き継ぐ!残念ながら肩の荷は簡単におりてくれません

専任、兼任はいったんおいておいて、なんらかの理由から後任者に引き継いだリ新しく引く継ぐ方も多いと思います。
「あとよろしくね」で済めばいいですが、前回までのコラム同様、業務でなにげなく利用しているIT機器やサービス類は製品の保証期間、保守契約、ライセンス更新タイミング、サポート窓口の電話番号などのちのち必要になる情報が盛りだくさんです。

また、他では起こらないトラブルが起きやすい環境があるなどご利用環境依存なものごとも重要な情報です。

常日頃の何気ない対応が、危機を救う手掛かりになることもしばしばです。
メモ程度でもなにもないよりははるかに有益ですので、特に兼任で担当されている方は気持ちも乗らないことが多いかとおもいますが、ポジティブに対応していきましょう!

次回はしめくくりとして社内ITリテラシーの向上についてまとめていきたいと思います。