第1回情報システム管理は結構大変?!
情報システムで管理する主な業務を洗い出してみました
お問い合わせいただいた傾向
2017年度にアビリティのサポートサービスについてお問い合わせいただいた内容と割合をまとめてみました。
- A
- 担当者が退職してしまう/退職してしまったため支援が必要。
- B
- 現状サービスに不満。
- C
- 担当者は不在/海外など遠隔地でレスポンスが悪い
- D
- 主業務と兼任で対応しているため負荷軽減を図りたい。
- E
- その他
事業拡大に伴う体制強化、外注担当者の補充など
9割以上のお問い合わせは現場のシステム担当者様ではなく管理職の方からのお問い合わせでした。
項目Eのその他のお問い合わせ内容を除いてみますと、それぞれのお問い合わせ内容の割り合いに大きな差はないようです。
情報システム管理業務は多くの組織では”裏方”の業務でありますが、業務の基幹を支えるものでもありますので、しっかりと体制を維持いただく必要があります。
これには情報システム管理の体制について組織全体の理解と協力が必要となってまいります。
今回はどうしても見えづらくなりがちな情報システム管理について5つの項目にわけ解説していきたいと思います。
情報システム管理でやること/システム担当者がやっていること
1.IT資産管理
最近はクラウドで提供されるサービスを業務で利用されるケースも珍しくなくなってまいりましたが、業務システムや組織の考え方によっては従来どおりサーバマシンと併せて導入/運用するシステムもあります。
業務を滞りなく継続していくためには、それぞれを利用するための機器やサービスの利用が必要不可欠ですので漏れが無いよう管理を徹底していく必要があります。
その他、業務に必要なソフトウェア、必要でないソフトウェアの判断やソフトウェアの細かなバージョンアップなども把握していく必要もでてきます。
2.機器導入
例えば新入社員向けにPCを追加する場合、要件の確認から機種の選定、購入後のセットアップが必要になります。
3.社内システムサポート
利用システムで何かしらの質問事項やトラブルが発生した場合、システム担当者に連絡が集中します。
4.セキュリティ対策
昔から馴染みのあるウイルス(マルウェア)対策以外にも情報漏えいリスクも増えており、PCやサーバーだけでは追いつかなくなっています。
5.組織全体のITリテラシー向上
上記の対策をしていても、組織内の利用者それぞれのITリテラシーも向上していかないとせっかくコストをかけた対策が無駄になってしまいます。情報システム担当者や管理者だけでなく、組織全体の理解と協力があって対策がはじめて効果をあげることができます。